2026年7月の投稿
新西国三十三所 客番札所 檜尾山 観心寺(かんしんじ)
観心寺は檜尾山と号し高野山真言宗の寺院で、札所本尊は如意輪観音です。寺伝では大宝元年(701年)に役行者が創建し、その後、弘法大師空海が訪れて北斗七星を勧請し、自ら刻んだと伝わる如意輪観音を本尊として安置し、「観心寺」の寺号を授けたとされています。高野山開創の拠点として整備されたことでも知られています。
空海の高弟・実恵(道興大師)によって伽藍が整えられ、中世には50を超える塔頭を擁する大寺院へと発展しました。また、楠木氏の菩提寺としても有名で、楠木正成や南朝ゆかりの寺として歴史を刻み、境内には正成ゆかりの建掛塔や首塚、後村上天皇の陵があります。
金堂は大阪府最古の国宝本堂で、南北朝時代に建立された貴重な建造物です。本尊の木造如意輪観音坐像も国宝に指定されており、平安時代前期の傑作として高く評価されています。秘仏のため、毎年4月17日・18日の2日間だけ特別に御開帳されます。
観心寺は日本で唯一、北斗七星を祀る寺としても知られ、日本遺産の構成文化財に選ばれています。さらに、大阪みどりの百選にも選定されており、梅・桜・紅葉の名所として四季折々の美しい景観が楽しめる、歴史と自然が調和した名刹です。
摂津国八十八ヶ所 第三十七番札所 霊峰山 如願寺
如願寺は霊峰山と号し真言宗御室派の寺院で、ご本尊は聖観世音菩薩です。
大阪市平野区喜連にある如願寺は、古くは「喜連寺」と呼ばれ、聖徳太子が仏法興隆の地として創建したと伝えられています。その後衰退しましたが、弘仁11年(820年)に弘法大師・空海が諸堂を再建し、「如願寺」と改称。不動明王や毘沙門天を安置し、寺院として再興しました。
大永年間の兵火や震災で堂宇は焼失しましたが、現在の本堂は享保年間(1716~1736年)に再建されたものです。境内には本堂をはじめ、弥勒殿や一願喜連不動、地蔵菩薩などが祀られ、多くの参拝者の信仰を集めています。
また、本尊の木造彩色聖観音立像(大阪府指定有形文化財)は平安時代前期の貴重な仏像で、毎年8月9日・10日に特別開帳されます。さらに、江戸時代初期に書写された真言密教の「密教儀軌」123冊も大阪市指定有形文化財となっており、現在も星供の法要に受け継がれています。長い歴史と文化財を今に伝える、由緒ある古刹です。











































































































































































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