2026年6月の投稿
摂津国八十八ヶ所 第二十一番札所 高津山 報恩院
【摂津国八十八ヶ所 第二十一番札所 高津山 報恩院】
報恩院は高津山と号し真言宗醍醐派の寺院で、ご本尊は不動明王です。
大阪市中央区・高津宮の参道入口正面に位置する、真言宗醍醐派の寺院です。
寛文年間(1661~1673年)に良遍上人が創建し、現世利益にご利益があるとされる「北向不動明王」を祀ったことに始まると伝えられています。
境内には、創建当時に植えられたとされる「相生の樟(あいおいのくす)」があり、古くから商売繁盛や家内安全を願う多くの参拝者で賑わいました。明治時代の廃仏毀釈によって一時荒廃しましたが、第12世・孝教和上によって再興。さらに1945年の第1回大阪大空襲で堂宇の大半を焼失したものの、住職や檀信徒の尽力により復興を遂げ、現在の姿へと再建されました。
今回の参拝では、歴史ある北向不動尊を祀る報恩院を改めて訪れることができましたが、実は以前にもおおさか十三仏霊場巡礼で一度お参りしたことがあり、今回の再訪でその歴史と信仰の深さを改めて感じることができました。
摂津国八十八ヶ所 第二十番札所 廣光山 自性院
自性院は廣光山と号し高野山真言宗の寺院で、ご本尊は聖観世音菩薩札です。
開山は権大僧都俊栄と伝えられていますが、戦災によって寺の古文書の多くが焼失したため、創建年代など詳しい歴史は明らかになっていません。かつては高津宮(高津神社)の前に寺院があり、豊臣秀吉の側室・淀殿(淀君)の居城であった淀城の門が山門として移築されていたという言い伝えも残されています。
しかし、1953年(昭和28年)に高津神社前の公園整備を伴う都市計画が進められたことから、現在の天王寺区東高津町へ移転しました。
現在も子どもの夜泣きや癇癪(かんしゃく)、疳の虫に悩む家族が祈願に訪れ、「疳の虫封じ」の祈祷寺として親しまれています。また、本堂の右脇には金毘羅宮が祀られており、地域の人々から厚い信仰を集めています。
都心にありながら静かな佇まいを見せる自性院は、歴史の面影と人々の願いを今に伝える、地域に根付いた寺院です。摂津国八十八ヶ所霊場巡りの際にも、ぜひ立ち寄りたい一寺といえるでしょう。















































































































































最近のコメント