京都十三仏霊場 第五番 法雲山 大善寺(だいぜんじ)
大善寺は法雲山と号し浄土宗の寺院で、札所本尊は地蔵菩薩です。
京都十三仏霊場(初七日から三十三回忌まで死者の成仏を司る十三仏を祀る京都府内の寺院を巡る霊場)の第五番霊場です。
慶雲2年(705年)定恵の開山により創建された寺と伝えられ、平安時代前期に円珍が天台宗に改宗し、その後永禄年間(1558年~1570年)に現在の浄土宗に改められました。
仁寿2年(852年)、小野篁が桜の大木を用いて六体の地蔵菩薩像を彫り、それを大善寺に祀りました。
その後、後白河天皇の勅命により、平清盛が疫病退散のため保元年間(1156~1159年)に西光に命じて街道口6カ所にそれぞれ六角堂を建て、六体の地蔵菩薩像を一体ずつ分置しました。
それら六体の地蔵菩薩像がいずれも京都にあるので六体まとめて「京都六地蔵」と呼び、それら六体の地蔵菩薩像を巡拝して家内安全、無病息災を祈る「六地蔵巡り」が始まり、大善寺がその根本道場とされました。
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