
霊松寺は黄牛山と号し曹洞宗に属し、ご本尊は十一面観音です。

寺伝によれば、8世紀中頃行基菩薩が開創し、牛飼山地蔵院と称しましたが、応永19年(1412)、無月妙応禅師が老松の下から現れた黄金仏を本尊の胎内に納め、堂宇を再興して霊松寺と改めました。

永禄元年(1558)には、正親町天皇の勅願所となり、翌2年に綸旨た勅額を賜ったといいます。

その後、芥川城主として機内に権勢をふるった三好長慶一族の信仰が厚く隆盛を極めましたが、天正年間に高山氏の兵火で焼失します。

江戸時代の寛永・貞観年間に、本堂や庫裏、鐘楼、山門などの堂宇が再建されました。



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