島本町広瀬 官幣大社 水無瀬神宮(みなせじんぐう)
水無瀬神宮は承久の乱で敗れた後鳥羽上皇を弔うため、生前こよなく愛された水無瀬離宮の跡に建てられた御影堂がはじまりと伝えられています。
水無瀬神宮には似絵の名手藤原信実によるといわれる国宝の後鳥羽上皇像をはじめ、数多くの絵画・文書類が所蔵されています。
神門は大阪府指定重要文化財で、桃山時代の薬医門造りです。その神門には「石川五右衛門の手形」が残っています。
文禄年間の大盗石川五右衛門が当神宮神宝の大刀を盗まんと数日間忍びうかがいしも神威にうたれ足一歩も門内に入れず、この門柱に手形を残し立ち去ったと伝えられている。
建造物では、豊臣秀吉が家臣福島正則に造営を命じ寄進した客殿や後水尾天皇が愛好された茶室が国の重要文化財に指定されています。
江戸時代まで仏式で祀られていましたが、明治時代に神式に改められ、水無瀨宮(のち水無瀬神宮)と改称されました。1873年(明治6年)に官幣中社に、1939年(昭和14年)に官幣大社に列格しました。
境内より湧き出る「離宮の水」は全国名水百選として大阪府下唯一つ環境庁より選ばれています。
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