須賀 冠須賀神社(かんむりすがじんじゃ)
ご祭神は速素盞鳴命(はやすさのおのみこと)
創建の年月は不詳ですが、旧野中村の鎮守として住民の信仰が厚く、「かすが神社」とも呼ばれています。
社名は十四世紀中頃、冠庄(かんむりのしょう)の開発と在地武士の定住に伴って、春日社を勧請し地名に準えて「冠須賀」としたともいわれ、地名「須賀町」の由来ともなっています。
本殿は昭和六十一年に改築され、その際に周囲三十八基の石灯籠も建てられました。
今も地元民から親しまれ、地域の憩いの場ともなっています。
神社の近くに「馬場実行組合倉庫」と書かれた建物があります。(須賀町は昔は馬場村だったそうです。)
その軒下には龍吐水(りゅうとすい)と呼ばれるものと太鼓が吊るされています。
江戸時代は、どこの村でも庄屋の軒先に吊るしてあり、いざ火災というときに、これを降ろして荷車に乗せて現場に運び、この箱のなかに水を入れ左右に2人づつ分かれて交互に梃を下げその圧力でホースの先から水を飛ばし消火したそうです。
また太鼓は村の「寄り合い」の合図に使用したそうです。
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