塚原古墳群
塚原古墳群は大阪平野を一望する阿武山の南東斜面一帯に営まれた古墳時代後期の郡集墳です。
かつて古墳は百数十基を数え、地元では「塚原八十塚(つかはらやそづか)」として親しまれてきました。
いまでも約40基が保存され、そのほとんどが横穴式石室を有する直径7~18mの円墳です。6世紀中頃から7世紀中頃に造られました。
古墳は2~4基ごとにかたまって営まれており、家族ごとに墓域が決められていたのでしょう。
塚原古墳群は明治5年に大阪造幣局の技師として来日した英国人ウィリアム・ゴーランドによって広く世界に紹介された古墳群でもあり、考古学史においても記念すべき歴史遺産です。
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