歩人山稲荷神社(ぶにやまいなりじんじゃ)
田んぼの中にこんもり茂る森はアジャリの森と呼ばれ昼間でも薄暗く鳥のさえずりが絶えません。
祭神は倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)。
安閑天皇がこの地に良田を求めたが、河内の豪族、大河内味張(おおいこうちのあじはり)は屯田の献上を拒否します。
代わりに三島を治めていた三島県主飯粒(いひぼ)は5か所に及ぶ土地を屯田として差し出し誠を尽くしました。
そこで、味張は罰として郡氏の職を解かれました。
そこで屯田耕作の農民を春・秋500人づつ提供しを許しを請ったそうです。
この味張がなまって「アジャリ」となった説が有力だそうです。
また500人の農民が住んだ場所が「五百住(よすみ)」という地名として残っています。
境内奥には緩照姫、味張稲荷大神、六文字大神、弁財天、白龍大神、白長大神、眼力大神、成功大神など60近い石塔が祀られています。
その中でひときわ大きな石塔は味張稲荷大神。
歩人山稲荷神社は味張(あじはり)ゆかりの神社です。
| 固定リンク
コメント