上宮天満宮
菅原道真をまつる上宮天満宮は、大宰府に次いで2番目につくられたという古い天満宮です。
縁起によれば、道真の霊を鎮めるため、正暦4年(993年)に九州・大宰府に赴いた天皇の使いが、帰途この地で急に牛車が動かなくなる異変にあい、調べたところ菅原氏の祖先とされる野見宿弥(のみのすくね)ゆかりの地であることを知って、ここに道真をまつったのだといいます。
「一の鳥居」
この場所に、石造りの鳥居が江戸時代初めから建っていました。
明歴2年、高槻城主永井直清が寄進したと伝えられます。しかし、参道拡幅工事により昭和52年12月、高さも十数メートルの大鳥居に建て替えられました。
(下の写真は昭和56年(1981年)の天神祭りの日に西武百貨店の屋上より撮影したものです。)
「二の鳥居」
もともと一の鳥居の場所にありましたが、昭和52年12月に今の場所に移設されました。
私が中学生の頃までは元の位置にあり、鳥居から先は歩行者専用の細い参道でした。
その昔、JR高槻駅から鳥居へつづく参道は松並木が続き、天神の馬場と呼ばれていました。天正10年(1582年)山崎合戦の際、豊臣秀吉がこの場所に本陣を構えて采配を振るったことで有名です。
本殿
本殿は平成8年11月に火災により焼失し、平成14年12月にわが国初めての竹で作られた本殿として建て替えられました。
毎年2月25日~26日には「てんじんまつり」が開催され、周辺道路が一部交通規制され夜店などで賑わいます。
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